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 ORIGIN-創業理念-

 大きな挫折、置かれていた環境、価値観、その他様々な事情で、主体的自律的に学生生活を過ごせなかった経験、そしてその苦い経験が足かせとなりチャレンジできなかった経験、ありませんか?
 私たちもその一人です。学生時代の経験や記憶は、それだけ鮮明で強烈なのです。
 では、「学び」において、苦い経験を変えることができる最初にして最も大きなチャンスは、いつでしょうか?おそらく多くの方が、「高校」とお答えになるでしょう。
 そのため私たちは、高校生の「構造的な教育格差」に着目し、学びに積極的になれるよう一緒に走りぬきたいと考えるようになりました。
 しかし、「学び」とは「自分の弱さと向き合うこと」であるため、自信の喪失につながりやすい、いわば諸刃の剣です。実際、ネット上などでカリスマと称えられる講師の方々は、「私についてこい、ついてこれなければ受からない」という二元論に走りがちです。それがまかり通るのは、学生が自分の未熟さを痛感しているがために、自分の正義や判断を信じられず、他者の価値観にゆだねてしまうからでしょう。これでは、他人主体の受け身となってしまい、「自分を知り、学びの意味を知り、自分の力で自分を高める」という、本来の学びの意味が没却してしまいます。
 そこで私たちは、学生が自分に向き合いつつも、自分を「物語の主人公だ」と日々感じられるよう隣でサポートする伴走者になろうと決意しました。
​ 主人公であるために、今もこれからも常に隣にある「自宅」を、「最高の自習室」にすることが一番の近道であり、受験においても、短い時間を有効活用する最高の手段です。そのため、私たちは、京大教授や元有名予備校講師の方々のご協力を賜りながら、どうすれば、一緒に最高の学びの場を自宅に作れるのか、を追求し、その道筋が轍となって今につながっています。
窓から臨む紅葉

HOPE-「轍」に込めた願い-

 「轍」は、先例を意味する言葉です。有名な曲のタイトルにも使われたため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

 さて、現在の日本は、これまで築き上げてきた文化的、知的財産、つまり多くの「轍」で溢れる豊かな国です。しかし、ご存じのように日本全体は今、少しずつ、そして確実に衰退の一途をたどっています。まるで、これまで先人が努力し引き続けてきた「轍」が、突然降り始めた雪によって、消えていくようです。

 そこで私たちは、この複雑で困難な時代を切り開こうとしている多くの方々とつながり、粗削りでありつつも魅力的な「轍」を、一緒に引いていきたいと考え、「轍」を、私たちの分身としました。

絵馬

​VISION-未来への展望-

 自律的な生き方の実践には、内発的動機に基づく主体的活動が必須であり、そのためには、自分が置かれている状況、現在のタスクの総量、価値観、無意識に抱いてきた固定観念、好きなことなど、あらゆる事象を具体化して自分を知り、当事者意識を高める必要があります。

 そこで、受験や進路などの外発的動機による意欲低下や当事者意識の欠如が起こりやすく、なおかつその選択が、のちの人生において大きな影響を与えるであろう高校生を対象に、彼らが多様な才能を発揮し、自律的に学び続けられるようなサービスを提案したいのです。そして、この事業活動が、単なる地域格差ではない、構造的な教育格差を是正し、大人になってからのリスキリングの際にも力を発揮できるような「学びの原典」を生み出せるよう、日々邁進していきます。

合同会社wadachi 代表 谷晋一朗 ​楠本航也 
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